庵原郡3町の合併問題は、3町合併、静岡市との合併、単独という道筋を巡って、過去10年間議論を続けてきた。2004年3月に、蒲原町で静岡市との1市1町合併協議会設置が議決され、由比町では4月25日に実施された住民投票で、蒲原と同じように静岡市との1市1町合併協議会設置が多数を占めた。
この結果、1市2町の合併協議は実現しなかったが、ともに静岡市を相手とする1市1町合併協議会が二つ成立した。蒲原町長と、由比町長は合併協議会の合同開催を希望していることから、実質的には1市2町の合併協議会が発足したことになる。
静岡市・蒲原町合併協議会
4月28日、静岡市と蒲原町との法定合併協議会の第1回会議は、静岡市駅南のホテルセンチュリーで開かれた。静清合併協議会では新市名称の投票が行われ、静岡市が決定した会場でもある。
静岡市長と蒲原町長が任命した委員11人が出席した。会長は小嶋善吉静岡市長、副会長は山崎寛治蒲原町長。
第1回目会議は、事務局が提案する規約や予算、協議項目を確認するだけだったが、会議の最後に、小嶋市長が「何か協議することはありませんか」と発言を促すと、山崎町長が「次回からは由比町と合同で協議をすすめたい」と提案し、了承された。
静岡市・由比町合併協議会
由比町との合併協議会は5月11日、蒲原町と同じホテルセンチュリーで開かれた。静岡市側は蒲原町の時と同じ委員が選ばれている。報道陣を除くと、傍聴者は10人たらずで空席が目立った。第1回目の協議は、蒲原町との合併協と同じように、事務局からの提案を確認するだけで、議事は約40分で終了した。
議事の最後に、小嶋市長から「何かありますか」と発言があり、次回は蒲原町との合同会議にすることが決まった。
進行の早さに驚きの声
第1回目を傍聴した人から、事務局からの提案を承認するだけで、短時間で終了した協議会の進行に驚きの声が聞かれた。また、用意された傍聴席には空席が目立ち、静岡市民の関心の低さを心配する人もいた。
4年間の協議をおこなった静清合併協議会とは異なり、蒲原町、由比町との合併協議会は予備日程も含めて10回しか予定されていない。ほぼ毎月会議が開かれ、来年1月28日には合併の是非を決定し、それぞれの議会は2月に最終的な議決をすることになる。
(04年5月11日)