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入湯税

 どうなる「入湯税」
 天然温泉で大人1人150円を課税
 清水になくて静岡にあったもの

    入湯税 静岡は徴収、清水は免除

    草薙の湯

     「入湯税」は温泉地を抱える自治体が課税する目的が定められた税金で、温泉の管理や保護、温泉街に必要なハシゴ消防車の購入、観光地としての整備などに使われる。

     法律では一人一日150円を標準としているが、自治体が自由に決められるため、温泉によって金額や免除対象が異なっている。

    旧清水市の「入湯税」は2年間据置

     旧静岡市は、日帰り客に対して一人一日150円を徴収している(13歳未満は免除)。市営温泉である梅ヶ島新田温泉「黄金の湯」は一日大人800円の料金の内、150円は入湯税である。旧静岡市で昨年度の入湯税は約3千万円にもなった。

     しかし、旧清水市は、入湯税を徴収していない。三保の旅館、ホテルは天然温泉ではなく、山間地の天然温泉も規模が小さいため、課税しても「観光地としての整備」に必要な税収とはならなかった。

     旧静岡市では課税、旧清水市では免除となっていた入湯税は、旧清水市について合併後2年間は据え置きとなっている。しかし、17年4月からどうなるのか決まっていない。

    「引き湯」でも課税される

     タンクローリーなどで温泉水を運んでいる天然温泉は「引き湯」と呼ばれる。入湯税は、温泉地の基盤整備のために作られた税制なので、伊豆から引き湯している温泉なら、入湯税は伊豆に還元されなければ税金の趣旨から外れてしまう。しかし、入湯税は「引き湯」などを想定していないので、伊豆へ納税する方法はない。

     「引き湯」の天然温泉である清水草薙の「草薙の湯」は、旧清水市では非課税とされていたが、旧静岡市と同じように課税された場合、値上げせざるを得なくなる。このため「草薙の湯」では2年後以降も現行と同じ非課税になることを求める署名活動を行っている。

    「ゆ・ら・ら」と「やませみの湯」

     旧静岡市が建設した大型温浴施設「ゆ・ら・ら」は、南沼上の清掃工場の余熱を利用しているため入湯税は対象外である。旧清水市が清水森林公園に建設した「やませみの湯」は天然温泉のため、課税対象となる。

     「やませみの湯」は2年間の据置のため、合併前と同じように入湯税を徴収していないが、2年後のすりあわせ次第で課税対象になる。

     しかし、利用者から見ると同じ市内の公共温浴場でありながら「やませみの湯」に課税され、「ゆ・ら・ら」が非課税ということへの違和感を感じる人も出てくるだろう。

    (03年9月14日)
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