毎年、7月と8月は「青少年を守り育てる運動」が実施される。青少年の非行防止を呼びかけるキャンペーンである。
趣旨や内容が書かれている実施要綱のなかに「長期期間中の音楽時報の放送中止について」という項目があった。

夕方流れる「海」のメロディ
「静岡・清水両市の合併に伴い、市内一斉放送については、正午と17時の時報及び緊急放送を要するものに限定されました。このため、旧清水市内で放送しておりました音楽時報は取り止めることになりましたので、ご承知おきください。」
清水では学校が長期休みの間は、夕方5時の時報に続いて、唱歌「海」のメロディが流れていた。子ども達だけでなく、大人も「海」のメロディが聞こえると、子ども達が夏休みに入っていることを意識する効果もあった。
しかし、旧静岡市では音楽時報は流されていなかった。合併後のすりあわせのなかで、音楽時報を取り止めることになった。
しかし、連合自治会や地区の青少年育成担当者などから、音楽時報を廃止することへの不満が出された。その結果、一度は廃止が決まったが、夏休みが始まる前に、復活することになり、いつもの夏と同じメロディが流れている。

廃止された「市民憲章」
音楽時報と同じように、旧静岡には市民憲章がなかった。「合併により旧市は白紙となった」という理由で、清水だけにあった市民憲章は廃止された。
清水市民憲章は昭和49年に制定され、市や自治会の行事でも唱和されてきた。法に基づくものではないが、清水市の指針として位置付けられてきた。
総務課によれば、新市の市民憲章をつくる計画はないが、17年4月の策定に向け準備が進められている市民自治基本条例の前文が、市民憲章にあたるものになる可能性があるという。