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政令市に向けた区割
三区案を小嶋市長提案か

 2003年4月30日、政令指定都市への準備を進める静岡市は、区割りを検討する市行政区画等審議会の初会合を開いた。

 静岡市は2005年(平成17年)4月の政令市移行を目指している。政令市は、行政区に分ける必要があるため、審議会で区割り案を審議する。

 しかし、小嶋市長は非公式ながら、旧清水市は分割せず、旧静岡市を二分割し、三区とする案を明らかにしている。

 小嶋案では、旧清水市はそのままで、旧静岡市を東海道線の南北で分け、安倍川の西側は藁科川より南側の長田地区を含めている。

 また、区役所の場所については、旧清水市は旭町の旧市役所、静岡北部は旧静岡市役所を使う。静岡南部は、南部公民館などがある南八幡に新設するという。

 5月6日に開かれる第二回審議会で、小嶋市長から、三区案が提案される見通しだ。しかし、合併直前に清水市で審議された町名等検討委員会では、市長の提案にいろいろな意見が出されても、市長の提案がそのまま結論となった経緯もあり、小嶋市長の提案をそのまま承認することが予想される。

名前だけの「市民代表」

 審議会には「市民代表」という名目で、連合自治会など各種団体の代表が任命されている。しかし、合併協議会での審議でも、連合自治会の代表は、自治会に加入している住民に対して、合併協議の説明はおろか、住民の意向を聞く努力を全くしてこなかった。「市民代表」という名称に違和感を感じる。

 さらに、4年間にわたって開催された静清合併協議会では、政令指定都市についての議論はまったく行われなかった。合併協議会は静岡市と清水市の合併を協議する場だから、政令市の議論はしないという理由である。しかし、合併協議会では議論しなかった政令指定都市は、次の目標として、動き出している。

 静清合併は、結論を急ぐあまり、市民の合意を抜きに手続きだけが先行した。そのため、すりあわせが難しい問題は「一市二制度」で手をつけていない。政令指定都市への移行についても、市民の暮らしがどのように変わるのか、具体的なことが説明されないまま、手続きだけが強引に進められてようとしている。

(03年5月5日)

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静岡市行政区画等審議会委員(敬称略)

▼学識経験者

角替弘志(常葉学園大副学長★会長
塩川 亮(静大教育学部教授)
豊田恵聖(東海大海洋学部長)
山本 肇(県文化財団副理事長)

▼市民代表

井上光一(県中小企業団体会長)★副会長
青島広幸(静岡商議所相談役)
杉山光一(清水商議所会頭)
榎本秀一(静岡市農協代表理常務)
望月真佐志(清水農協代表理事組合長)
市川源一(静岡地域連合町内会会長)
浜崎岩雄(清水地域連合自治会会長)
杉山佳代子(しずおか女性の会会長)
鈴木亀雄(静岡市観光協会会長)
酒井公夫(静岡市観光協会副会長)
本田 穂(清水港湾振興会委員長)
太田貴美子(静岡市教育委員会委員長)
林 のぶ (静岡市教育委員)
山下善一(静岡地域労働福祉協議会会長)
吉岡秀規(清水地域労働福祉協議会会長)
松浦徳久(静岡市社協会長)
杉本喜久二(静岡市社協副会長)
山田敦嗣(静岡市校長会副会長)
杉山重夫(静岡市校長会副会長)
市川聡康(静岡青年会議所理事長)
中村 聡(清水青年会議所理事長)

▼関係行政機関

青島賢一(静岡中央郵便局総務課長)
大庭元行(静岡地方法務局主席登記官)
斉藤民夫(県市町村総室長)
井口 登(県警本部警務部参事官)






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