トピックス ホームへ戻る
議会清水の経済界が議会を批判

     11月22日、清水市連合自治会、清水商工会議所、清水市農協、清水市漁協など10団体が議会に対して挑戦状ともとれる陳情書を提出した。

     静岡市とのすりあわせ作業で、行政とは別に両市議員でつくる調整協議会が政務調査費が静岡に合わせて高い金額にするなど「議員のお手盛り」で決めていることは「議員の甘え」だと批判する。

     11月26日からの清水市議会で、陳情は審議されるが、議会が否決した場合には、議会へのリコール運動へ発展する可能性も出てきた。リコールには120日が必要と言われるが、現時点では、新市発足の前に成立させることは可能である。

     また、可決した場合は、静岡市との合意事項を破棄することになり、大詰めを迎えている一元化作業に与える影響は大きい。さらに、議会が「一国二制度」となれば、自治会を含めて多くの団体が、一元化を拒否する大義名分となる。

     11月26日からの清水市11月議会(平成14年第4回定例会)で審議される。陳情は常任委員会で審議され可決されれば本会議での採決となる。委員会で否決されれば本会議での審議や報告はない。

     どの委員会で審議するかは不明だが、この間の経過からすると総務環境委員会(稲葉裕二委員長)の扱いになるものと思われる。その場合、審議日程は12月2日(月)の予定だが、11月26日の議会運営委員会で詳細を決める。

     陳情書の全文を紹介する。


    陳 情 書

     懸案であった静岡市・清水市の合併も、9月9日総務大臣告示が成され総ての手続きが完了し、新市づくりに向け邁進することとなりました。

     想い起こせば、この合併協議の4年間は、合併協議会委員をはじめ、市内外の様々な方々の筆舌に尽くし難いご尽力により、この歴史的課題の道標が示されたことに深く敬意を表するものであります。

     これは、両市の統一・一体化による飛躍的都市発展の基礎が整い、新しい地方分権の幕開けを自らが切りひらいた全国の先進例として大いに評価されるところであります。
     現在、行政サイドは、平成15年4月1日合併期日に向け、わずか1年間の中で膨大な事務事業の一元化作業に取り組んでいるとうかがっております。

     一方議会サイドは、議事堂の位置等両市議員による調整協議会で7回にわたり協議し、まがりなりにも清水市本部で決着したものの、議員の活動費である政務調査費は短時間の協議で静岡の15万円で決着し、また、議員の任期延長後の定数も時代的要請を無視して、法定定数56人で実施すると聞いております。

     これは、両市議員の仲間内で秘密裏に協議し、決定したお手盛りと言われても言いすぎでありません。こうした事は私共納税者としても納得できるものでなく、新市スタートに期待をかける市民に対し、また、新市合併の市内外からの好評価に対して、不信感だけが残るゆゆしき問題であります。少なくとも特例期間中においては、歳費を上げることのないように強くお願いする次第であります。

     現在、市内産業界は、明日をも知れぬ経営状態の中で死に物狂いの努力を重ねても倒産や解雇の嵐は吹きすさんでいる状況であります。

     このような厳しい社会経済状況を注視することなく、ひとり議員だけの“あまえ”は市民感情をさかなでし、引いては合併そのものの批判につながるものといえます。

     つきましては、このようなことを払拭し、市民総てが夢と希望の持てる新市発足に向け、議員定数はもとより、政務調査費や議員報酬、更には行政執行部の三役報酬等、第3者機関による協議会等を設置し、十分に協議した上での決定を強く要請するものであります。
     
     平成14年11月22日
     
     清水市自治会連合会 会長 濱崎岩雄
     清水商工会議所 会頭 杉山公一
     清水市農業協同組合 代表理事組合長 望月眞佐志
     清水市漁業協同組合 代表理事組合長 宮城島昌典
     清水市森林組合 代表理事組合長 小澤 泰
     (社)清水建設業協会 会長 萩原由朗
     清水港木材産業協同組合 理事長 神谷雄介
     清水活性化促進協議会 会長 梶本忠恒
     はごろも会 会長 内藤定義
     清水市経済会有志の会 代表 長村義郎
     清水市自治会連合会
      会長 江尻地区連合自治会 会長 濱崎岩雄
      副会長 駒越地区連合自治会 会長 今村作一
      副会長 有度地区連合自治会 会長 春田忠治
      副会長 清水地区連合自治会 会長 鈴木昭治
      会計 高部地区連合自治会 会長 赤池培男
      監事 興津地区連合自治会 会長 大村誉将
      監事  辻地区連合自治会 会長 國持洋一
      常任委員 入江地区連合自治会 会長 太田孝信
      常任委員 浜田地区連合自治会 会長 長谷川泰弘
      常任委員 岡地区連合自治会 会長 小谷郁夫
      常任委員 船越地区連合自治会 会長 杉本昭三
      常任委員 不二見地区連合自治会 会長 市川道夫
      常任委員 折戸地区連合自治会 会長 遠藤日出夫
      常任委員 三保地区連合自治会 会長 宮城島広
      常任委員 飯田地区連合自治会 会長 杉山 繁
      常任委員 袖師地区連合自治会 会長 前田清一
      常任委員 庵原地区連合自治会 会長 海野欣五
      常任委員 小島地区連合自治会 会長 望月頴一郎
      常任委員 両河内地区連合自治会 会長 杉山善一

    注・捺印は団体印、代表者印でされているが、
    はごろも会と清水市経済界有志の会だけは代表者の個人印である。


    (02年11月23日)
▲top

陳情書の写真
▲清水の経済界、自治会から出された陳情書


Copyright© One More Word from Shimizu All Rights Reserved.