再開発計画がすすめられている清水駅前銀座に、東京の競馬組合が場外馬券売り場の進出を準備していることが明らかになった。これまで駅前銀座の地権者40名は再開発組合を結成し、10階建のビルの1,2階を店舗、3階以上をマンションにする計画を検討していた。そこに、東京23区でつくる「特別区競馬組合」が場外馬券売り場建設を持ち込んできた。

 「特別区競馬組合」は東京23区で構成する地方公共団体で、都内の大井など4競馬場の馬券を販売する。計画では、清水での発売を年間280日、通常は午前10時から午後6時までの営業する。ただし、ナイター競馬開催の時は、午後9時までとなる。来場者は一日に千から1500人を予想。競馬組合では、雇用の創出と商店街に人が集まる利点を説明している。

 「特別区競馬組合」は東京23区すべてに場外売場をつくろうとしているが、荒川区などで反対運動が起こり、計画は予定通りに進んでいない。「特別区競馬組合」は東京都が開催する地方競馬の売り上げを増やし、都の財政に貢献するために、都内だけでなく各地に場外売場を増やそうとしている。

 清水駅前銀座の地権者40名がつくった再開発組合(清水真砂町プラザ第一地区優良再開発建築物整備事業共同施工組合・金子武理事長)では、アンケートをとり組合員の意向を「半月ほどでまとめたい」としている。

 場外売場の話は、今回が初めてではない。撤退した丸井清水店に競艇の場外売場が進出する話もあった。その後、丸井跡地にはカラオケ(シダックス)が入り、場外売場の話は消えた。

 予定地の一部となる長崎屋跡地を所有している清水市は、10月2日の市議会で「再開発組合の出方を見守る」と答弁しているが、地権者に対してだけでなく、市民に対しても行政の態度を明確にすべきである。(10月3日)

▲top
▼ミナトマーケット屋上から見た長崎屋跡地

Copyright© One More Word from Shimizu All Rights Reserved.