合併通信は9月11日、清水市議会に「静清合併のすりあわせに関する陳情書」を提出し、議会事務局に受理された。

市民生活に深く係わる事柄について現在、両市ですりあわせ作業が行われているが、協議は非公開で、どのような内容が話し合われているのか知る手だてはない。合併協や地区説明会などで言われ続けてきた「サービスは高く、負担は低く」という原則が実施されるのかどうか不安である。

町名の変更についても、清水市で二つを除く全ての町名を変えることについて、多くの市民に内容が伝わっているとは言い難い。合併協議会は「徹底した市民参加と完全なる情報公開」を自負してきた。ならば、すりあわせ作業でも、市民参加と情報公開を実行すべきである。

このままでゆくと、「来年四月まで間に合わないから、時間がないから」と、妥協案で押し切れらる心配がある。合併通信では、三点について議会へ要望を出した。議会と行政当局が、市民の声を聞き、よりよいまちづくりに向かうように願ってやまないからである。

陳情書の全文を紹介する。議会では13日に開かれる議会運営委員会で、陳情書をどの委員会に付託するのかを決めることになる。(9月11日)


    静清合併のすりあわせに関する陳情書

    清水市議会議長 木下具巳 様          平成14年9月11日

                          わたしもひとこと・合併通信
                            代表 磯谷千代美   

     清水市議会が静岡市との合併を決議してから、五ヶ月が経ちました。この間、行政当局は膨大なすりあわせ作業に尽力され、市議会におかれましても、議場の問題など議会運営のすりあわせにご努力されていることと存じます。

     さて、静清合併協議会が、合併の是非を決定する時点、また市議会が合併を決議する時点で、市民生活が具体的にどう変化するかは「合併までに調整、合併後に検討」とされていました。

     また、合併協議会や地区説明会、議会での答弁などで、繰り返し「市民サービスは高い方に、負担は低い方に合わせる」と説明されてきました。

     私たち市民からすれば、この説明を信じるしかありません。しかし、合併で自分たちの暮らしがどう変わるのか、はっきりしないままに合併が決められてしまったいう思いが強く残ります。

     ここにきて、一元化本部でのすりあわせ作業の内容が、マスコミを通じて市民に知らされています。そもそも静清合併協議会は「徹底した市民参加と完全な情報公開」を自負してきました。しかし、その後のすりあわせについては、町名変更や市民サービスなど最も身近な事柄にもかかわらず、市民には全く知らされないまま調整が進められています。市民にも、すりあわせ内容について、当事者としての意見があります。対等合併であれば、この機会により良い制度に変えて欲しいという要望もあります。

     市民の知恵や意見を集めてこそ、暮らしやすいまちが実現できるはずです。時間に追われ、市民不在で行われるすりあわせ作業では、将来に禍根を残すことにもなりかねません。

     清水の発展と、子どもたちに暮らしやすいまちを受け継がせてゆくためにも、行政、議会、市民が一体となって、すりあわせ作業を進めて頂きたく、以下について要望いたします。

       記

    一、 すりあわせ作業についても「徹底した市民参加と完全な情報公開」を実行して下さい。

    二、 「市民サービスは高い方に、負担は低い方に合わせる」という原則を、改めて議会として決議して下さい。

    三、 町名の変更は、市民の中に不満の声があります。市民の意向を十分に把握してから条例を議決して下さい。


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▼9月11日、合併通信が提出した陳情書

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