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庵原郡3町合併協設置は困難に |
| 由比・蒲原は可決 富士川は否決 |
3町議会の判断が示された
由比町、蒲原町、富士川町の庵原郡3町の住民が、3町の合併を目指す合併協議会の設置を求めて出されていた住民発議に対する議会の判断が03年12月9日に、それぞれの議会で行われた。
由比町議会は賛成6、反対4で可決、蒲原町議会は賛成6、反対5で可決したが、富士川町議会は賛成6、反対9で否決した。
これにより、庵原郡3町合併協議会の設置は困難になった。
住民発議は、対象となる市町村の首長がひとりでも拒否すると、議会での審議は行われない。
しかし、平成11年7月の合併特例法改正で、これまでの住民発議とは別に、すべての関係市町村に対し同じ内容の請求が起こされていることを知事に確認した場合、市長や町長は無条件で議会へ付議しなければならない制度が作られた。この「同一請求」を庵原郡の住民は使った。
【資料】合併特例法第4条の2
合併への模索が続く
富士川町は、3町のなかで人口は一番多い。また、富士川町は富士市、富士宮市とのつながりが深く、富士市との合併を求める動きもある。
蒲原町の山崎町長は3町合併協設置案には反対の意見書を付けて議会に諮った。由比を飛び越え静岡市との1市1町合併が唯一の道だと主張する住民もいる。
由比町の望月町長は、03年4月の町長選挙で、静岡市との合併を主張した現職の青木町長を破って当選した経緯がある。
富士川町が拒否したことで庵原郡3町合併は遠のき、今後の焦点は由比、蒲原と静岡市との合併に移るだろう。
小嶋静岡市長は、「由比町から1市2町案、蒲原町から1市1町案について意見を求められているが。市議会に(関連議案を)付議するかどうかは、(首長)三人の意思統一が図られてから対応を決めたい」(12月11日付静岡新聞)と慎重な姿勢を見せている。
合併協議のきしみ
県内では合併協議のきしみが広がっている。藤枝市、焼津市、岡部町、大井川町の2市2町では大井川町の離脱により、法定合併協議会が解散する。
伊豆の下田市、南伊豆町、河津町の1市2町でも、下田と河津の対立で合併協議が解体する可能性も出てきた。
静清合併でも、一元化を後回しにしてきた国民健康保険や水道料金、公民館の使用料などの問題で、清水と静岡の両方から不満の声が上がっている。
庵原郡の合併議論で、一部事業組合の扱いは不明である。清水市が対等合併に拘って放棄した地域審議会を、庵原郡ではどうするのかという問題もある。住民の暮らしに直結する問題を慎重に検討する必要がある。
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●庵原郡3町合併を求める住民発議
(03年10月3日)
●大きな山場を迎える庵原郡の合併
(03年8月8日)
●蒲原町で住民発議の手続き開始
(03年8月5日)
●由比町議会が住民投票実施を否決
(03年7月31日)
●「合併を望む声は百年待っても出ない」
(03年3月20日)
●14ヶ月ぶりに合併協議を再開
(02年10月17日)
●政令市・小嶋市長の思惑
(02年10月10日)
各市町の有権者数
(03年4月3日県選管発表)
由比町 8,323人
蒲原町 10,989人
富士川町 14,084人
芝川町 8,286人
富士宮市 97,256人
富士市 186,671人
旧清水市 191,082人
旧静岡市 379,649人
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