旬の味

西久保から港橋まで市内電車が走っていた道路は、中央分離帯にさつきが植えられ「さつき通り」という呼び名がついた。清水郵便局からTSUTAYAにかけての植え込みが一番咲いているような気がする。
今年も、いろいろな人から筍を頂いた。4月から5月にかけて、炊き込みご飯、煮物と、筍三昧の食事が続く。子どもの頃は、同じ食材が続くと、卓袱台の前から逃げたくなる気分になったが、いつの頃からか、旬の味が贅沢な味だと思えるようになった。

今年の八十八夜は5月2日。西久保の住宅地にある茶畑でも、新芽がぐんぐん伸びている。4月に入って寒い日が続き、茶葉や野菜に被害が出ているという。
春から初夏への季節が移っている。年度という一年の区切りは、明治政府が西洋の会計制度に習って始めたが、最初は9月や10月だったり、はたまた7月と、バラバラだったが、明治の終わりから大正にかけて4月始まりが定着したという。いろいろな経過があったようだが、季節の区切りとして、4月始まりが一番自然な結論だったのかもしれない。
「五月病」という言葉を、このごろ聞かなくなったので、それは過去の言葉になったのかと思っていたら、「一年中の病気になった」からだという。季節感が薄くなったのは、食材だけではなさそうだ。

富士見橋から見た、水神さん。川面を吹く風が清々しい。木々も川面も春の色だ。
「旬の味」へ届いたコメント
茶葉のてんぷらは、旬の極みのような料理ですね。
つれあいの実家の庭にあるお茶の木が枯れはじめ、以前のような茶葉は無理なのですが、それでもほんの少しだけ新芽を摘んで、天ぷらで食べました。気分で味わう旬かもしれません。
磯 | 2010年05月02日
ご無沙汰してます
実家の裏手に製茶工場があり、この季節はお茶を蒸すいい香りが漂っていたのを思い出しました。
そうすると、祖母が「お茶の葉をもらっといで」とぼくを使いに出し、摘みたてをもらうと、それが天ぷらになって夕食の膳に並びました。
薬局の末息子 | 2010年05月01日