焼津のまち

焼津の駅前に高校生が書いた大きな看板があった。夜間照明もついた立派なものだ。マグロのバンドの周りにイカ、タコ、カニがいる。素直な表現が、微笑ましい。

以前から一度入ってみたかった駅前の足湯「黒潮温泉」に入ってみた。熱海の足湯より湯温が低いが、天然温泉だ。中央のオブジェはカジキマグロで、なんでカツオや本マグロじゃないのだろうかと思ったが、そこら辺のあいまいさは清水と似ているような気がして、妙に納得してしまう。

駅前の商店街を抜け、しばらく歩くと漁港に出る。旧港、新港と呼ばれる焼津漁港だ。この他に小川漁港が南にある。
旧漁港に一隻の新造船が停泊していた。錨を降ろすテストをしているように見えた。ガラガラガラと繰り出される錨の音が、心地よく聞こえる。
漁船を眺めていると、気持ちが落ち着くのは、幼い頃の記憶が蘇るからかもしれない。父と母が若かった頃の記憶だ。

漁港の奥に小さな祠の船玉浦神社がある。地元では「船玉(ふなだま)さん」と呼ばれている。場所からすると漁港の建設に合せて祀られたのかもしれない。もしそうなら、島崎町の「おいべっさん」と似ている。