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2008年09月03日 わがまち

記憶スイッチ

猫じゃらし

この草が「猫じゃらし」という名前だということを知ったのは、NHKの人形劇を見てからだと思う。狗尾草(えのころぐさ)という呼び名を知ったのは、子どもと一緒に植物図鑑を見てからだ。

子どもの頃に、この草を何と呼んでいたか思い出せない。「猫じゃらし」と呼んでいなかったような気がする。穂の部分をちぎって手のひらに包み込んで、モゾモゾと動かして遊んでいたことは、はっきり覚えている。その頃のイメージとしては子犬のしっぽというより、毛虫だった。

猫じゃらしは、駐車場や庭の隅など、あちこちで見かけるが華やかな色があるわけでなく、普段は気にとめることもないが、あの柔らかい穂を手に取ると、幼い頃の記憶がよみがえる。穂のなかに記憶スイッチが仕組まれているようだ。

子ども用ビニールプール

9月になって子ども用ビニールプールも出番が少なくなったが、昼間の暑さでは、まだまだしまい込む訳にはいかない。

家のすぐ近くの道路を南に進むと、秋葉山下の五叉路に出る。字名は車形(くるまがた)という。子どもの頃には大人も子どもも「車形」と呼んでいた。いや違う、大人たちが普段の会話で、そう呼んでいたから、子どもたちが呼び名を覚えた。今の子どもたちには、年寄りと一緒に暮らしていないと、昔の地名を呼ぶこともないかもしれない。

その道を、北に進むと庵原川の橋の袂に出る。戦国時代には、この道が関東と関西をつなぐ街道だったという。昔の地名は地形や人々の暮らしぶりから付けられたものが多いという。「車形」という地名は何を意味するのだろうか。「記憶スイッチ」がここにもあった。

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秋葉山下の五叉路から秋葉山と北街道を見る。信号を西に進むと江尻へ、東に進むと庵原へ続く。12月の秋葉山例大祭では両側に露天が並び、道路は善男善女で埋まる。

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「記憶スイッチ」へ届いたコメント

 この道は、山原線のバス道ですね。
 2006年に亡くなった伯父の家は、庵原線の「東高前」と山原線の「住吉町」の間でした。庵原線には車掌が乗っていて、10番の青い色の整理券がほしかった。そういえば、色の名前は静鉄バスの車掌用整理券で覚えた気がします。(うちの前で、曲がっていた日本平線も、車掌が乗っていたので)
 日本平線と山原線が直通運転をして、常盤町に行くのが便利になったのに、常盤町の家はなくなっちゃった。やいやい。ちぃっとせつないね。

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