すべてが揃う場所

タンクや、クレーンの向う側に見える富士山が気に入っている。今の季節が一番かもしれない。3月になると春霞でぼんやりした姿しか見えなくなる。
朝早く、清水駅に出向く用事があった。用を済ませ、いつもならそのまま帰るのだが、昨夜の雨が上がり、青空が広がっているので、寄り道をして江尻船溜りに向った。
ここから見る富士山が好きだ。ここには、清水というまちを構成している種々雑多なものが揃っている。
魚市場、漁船、貨物船、かんづめ工場、製氷、船用品、鮮魚店、オレンジ色の長靴、手鉤、冷凍倉庫、大型トラック、渡船場、釣り人、石油タンク、湾岸道路、清水駅、竜爪、山原、南アルプス、三保半島、駿河湾、そして富士山。

操業を止めてしまったはごろもフーズの工場前に停泊していた砂利船。右奥に見える建物は「清水テルサ」。中野サンプラザと同じ系列の勤労者福祉会館である。
人口23万。数だけ見ると小さなまちではないが、友人、知人の人脈を何人か辿ってゆくと、自分につながることがよくある。人と人との関係が長い直線ではなく、小さな輪のような形をしているような気がする。それを田舎と呼ぶのかもしれない。
両親が生まれ育った西伊豆の小さな村は、村中が親戚みたいなものだ。人と人とが網のようにつながっている。それに比べると清水の密度はゆるい。都市になれない田舎だろうか。

昨夜の雨が岸壁に水溜まりとなっていた。
次郎長堤の記事にコメントを寄せていただいたMさんの兄は、大正生まれの父が乗り組んでいた小型タンカーで遊んでいた。父もそのことをよく覚えていた。Mさんの小学校時代からの仲間であるTさんは、私のパソコン通信黎明期からの仲間だった。海外から、このブログを読んでいただいている方もいる。古い地図が人のつながりを呼び起こしてくれたりもする。
懐かしいという気持ちは、共通の感覚を持つ安心感だと思う。郷土意識というのだろうか。大切にしたいと、この頃強く感じる。放置しておくと、いつの間にか消えてしまう、危うさを感じるからだ。
「すべてが揃う場所」へ届いたコメント
カプラー、現存しています。
リンクしておきます(笑)。
http://white.ap.teacup.com/something/2.html
肩掛けの移動電話をサムシングに持ち込んで、この
カプラーを使って通信していました(笑)。
http://white.ap.teacup.com/something/53.html
サムシング田中 | 2008年03月01日
>300bps、1200bpsモデムの時代でしたね。
音響カプラというのもありました。若い世代は知らないでしょうね。
初めて買ったモデムは1200bpsでした。みなさんも同じだと思いますが、その後2400、5600と乗り換え、1.5MのADSLが登場して環境が激変しました。
モデムの高性能化と比例するかのようにネット人脈が、ローカルからグローバルへと広がったような気がします。
でも、オフ会は昔も今も変わらない楽しさがあります。
(類は類を呼ぶので、単なるのんべが集まるからかも)
磯波 | 2008年02月29日
>>私のパソコン通信黎明期からの仲間だった。
1987年or1988年頃の話だった…でしょうか?。
300bps、1200bpsモデムの時代でしたね。
http://www.the-support.net/something/diary/0004.html
サムシング田中 | 2008年02月29日