(11)蜆川

袖師地区まちづくり推進委員会が発行した「袖師ふるさと路」の11番は「蜆川」である。
国道1号線を清水駅方面から横砂に向かい、袖師公民館を過ぎると、湾岸道路と清水インターを結ぶ大きな交差点がある。さらに横砂へ進み、庵原川の手前に「蜆川」がある。愛染川より狭く、「袖師ふるさとの路」の表示がなければ、大きな側溝にしか見えない気もする。
袖師町誌に「蜆川」はこう記されている。
「嶺の水神上付近の田水を集めて嶺と横砂の境界を南流し、若松の所で西折して海に注いでる。昔は海岸付近の松原を流れ、葦の生い茂る小川であったが、国道上流は袖師耕作地整理組合が改修し、海岸埋立と共に川口を西折した。更に其の後嶺改良区が全線にわたって改修し、同時に堤塘を利用して道路を付けて面目を一新した。」
袖師ふるさとの路には、こう記されている。
「1キロメートルにも満たない短い川であるが、昔から横砂村と嶺村(現袖師町)との境界をなして来た。この地が農村地帯であった頃にはきれいな水が流れ、昭和20年代まではしじみが盛んに採れたという。」
西久保で育った私にとって、愛染川が幼い頃の遊び場だったように、蜆川にも子ども達の歓声が響いていた時代があったのだろう。

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「(11)蜆川」へ届いたコメント
先日、横砂に行く途中しじみ川を渡る時に橋の手すりが新しくなった事と、「11番」の看板がなくなっていることに気づきました。「また一つ大事なものがなくなったな。」と思っていましたが看板は、上流側から下流側に移動したんですね。良かったです。しじみ川の鉄橋をくぐる通路は昔も今も苦手です。しかし、あの通路はたいへん便利で多くの人が利用しています。鉄橋より下流側は昭和40年代はずいぶん汚れていましたが、現在は下水道や周辺の工場の排水が整備され川もきれいになりました。
嶺の子 | 2007年08月16日