座布団の花

入江方面から旧東海道を草薙に向かう途中に追分踏切がある。これを越えると、平川地に入る。兄弟フォークデュオ「平川地一丁目」は、この地名から付けられている。
踏切を渡ってすぐ左側に成岡ふとん店がある。同じ高校を卒業した兄弟二人が家業を継いでいる。
店に入ってきた客が「弟さんいる」と聞く。「悪いねぇ、用事で出掛けてるぅ」と兄が答える。
語尾が微妙なトーンで上がる生粋の清水弁を、この店で聞くことができる。
別の客が「また、座布団が欲しい」と言いながら入ってきた。店の奥に積んである座布団を持ち上げながら、「今度は、どれにするぅ」と聞く。

何枚かを持ち上げた所で「あ、その赤いのがいい」と客が言う。
「この柄は、今は使わなくなっただよ」と小ぶりの座布団が兄から客の手に渡る。
懐かしい柄だ。幼い頃、家にもこんな柄の布団があった。
綿入れの座布団は使いはじめるてしばらくすると、綿が締まって使い心地がよくなるという。自然素材の力を、職人が長年の経験を生かして巧に操っている。
使い込むほど、よさが判る。物を大切にする気持ちを素材が教えてくれる。

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「座布団の花」へ届いたコメント
はじめまして。
懐かしい花柄の座布団ですね。
ふうとん | 2007年01月28日
早速のご訂正、誠にありがとう御座います。
明日以後あらためて綿わたと真綿との違いをおしらせいたします。
成岡ふとん店 | 2007年01月28日
大変失礼しました。本文を訂正しておきました。
自然に優しい素材などと判ったようなことを書いていますが、真綿と綿入れは、まったく別ものですね。これからも、ご指摘いただければ幸いです。
>生活の中に懐かしい柄やつ柔かな布の感触があると、ちょっとホッとします。
同感です。以前は、あまり感じることがなかったのですが、この頃は懐かしい柄や道具などを見ると、気持ちが和らぎます。
小さな座布団がきっかけで、いろいろな方と双方向のやりとりが出来るのも、ブログの良さですね。
磯谷 | 2007年01月27日
大変失礼しました。本文を訂正しておきました。
自然に優しい素材などと判ったようなことを書いていますが、真綿と綿入れは、まったく別ものですね。これからも、ご指摘いただければ幸いです。
双方向のやりとりが出来るのも、ブログの良さですね。
磯谷 | 2007年01月27日
このお店の小さい座布団、買い求めたことがあります。誠に重宝です。小ぶりで、使い勝手が良く、我が家のあちこちで活躍しているんです。食卓のいす用は、家族の大事なお尻を守り、心地良い食事の時間を作ってくれ、その役目が終えると我が家の愛犬達のお布団になります。邪魔な大きさではないのでとっても気に入ってます。
生活の中に懐かしい柄や柔かな布の感触があると、ちょっとホッとします。
こんな風に感じるのは私だけでしょうか・・・・。
あいりちゃん | 2007年01月27日
真綿の座布団は使いはじめるてしばらくすると、綿が締まって使い心地がよくなるという。自然素材の力を、職人が長年の経験を生かして巧に操っている。
使い込むほど、よさが判る。物を大切にする気持ちを素材が教えてくれる。
07/01/27/19:20
当店を宣伝していただき、誠にありがとう御座います。
誠に恐縮ですが、一点だけ訂正をお願いします。
上記書き込みの「真綿の座布団は」の部分を「綿入れの座布団」が、正解ですのでよろしくお願いします。
誠にありがとう御座いました。
成岡ふとん店 | 2007年01月27日