初詣

11時半に家族揃って鹿島さんに向かった。昨年までより30分も早い。
早く行くことに深い意味はない。あえて理由を探せば、家族揃って紅白歌合戦への興味が薄れていることかもしれない。
鹿島さんの初詣は元旦の午前0時、順番は氏子総代、自治会役員、一般と決められている。決まりというより習わしと書くべきものかもしれない。
午前0時の数分前、揃いの法被を着た氏子総代の皆さんが石段を上がる。ラジオから流れる時報を合図に、賽銭を投入れ、参拝が始る。
石段に並ぶ参拝の人たちの列がどんどん長くなる。港の方角から上がる花火が、境内の木々の間から見えた。

石段を下りると、樽酒と甘酒が振る舞われる。
飲酒運転を防ぐため、御神酒の自粛という話を聞くが、鹿島さんに車で来る人はいない。
和やかな顔を見ていると、「地の利は人の和に如かず」という言葉が浮かんできた。少しばかり、御神酒に酔ったのかもしれない。