相撲甚句

西久保の氏神、鹿島神社秋の例大祭では相撲甚句が奉納される。
「鹿島山」など御当地ゆかりの四股名をつけた化粧まわしで力士たちが登場し、行司のよく通る声が響くと、和やかな境内の空気が引き締まる。
相撲甚句のなかで、空に両手を上げる所作がある。ラジオ体操のように、両手をピンと伸ばすのではなく、天空から大きな球のようなものを授かっているように見える。

相撲甚句が終わると、ジャンケン大会だ。いろいろな景品が用意される。一等は地元出身のJリーガー伊東輝悦選手の直筆サイン入りエスパルス応援旗である。
最後に、「力むすび」が配られる。婦人会のみなさんが丁寧に握った塩むすびの味は絶品である。

袖師町誌には、「鹿島神社の石鳥居は維新前まで秋葉山にあったが、神仏分離の際秋葉山は寺院となったため、鳥居は鹿島神社に寄進した」と記されている。
「維新前」とその後の変化が、清水のなかでどのような形で行われたのか、調べてみたい気分になる。
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