シラス漁

アメリカが言い出したテロ対策のお陰で、せいせい港に入れなくなってしまった。横砂の漁港も徒歩や自転車なら問題ないのだが、入口に鎖があって関係者以外の車両が入れないようになっている。
横砂の漁港は、コンテナ埠頭に囲まれている。
生シラスも美味しいと思うが、茹シラスの方が好きだ。それを干したチリメンジャコは、シラス漁船を見ることができない遠隔地の産物だと思いこんでいる。
茹シラスには太めの物と細くて細かい物がある。いろいろな人に「どっちが好き」と聞いて見ると、清水では太い方が好きとという人の方が多いような気がする。太い方がシラスの味が判りやすいのかもしれない。
シラス漁の網を積んだ漁船が係留されている岸壁のすぐ後ろにはコンテナが巨大な壁のように積まれ、遠方には荷役用のガントリークレーンが、まるで恐竜のように林立している。
コンテナという最新鋭の港湾設備と、シラス漁船が共存している姿は、どこか頼もしく感じる。三保半島が県道を挟んで西に工場地帯、東に観光地という共存にも似ている。
田舎と断定されると違和感を持ち、かといって都会というレッテルを貼られると下を向いて赤面し、ならばと相手が用心深く「地方都市ですよね」などと言い出すと「なんにも判ってない」と腹を立てる。
個人的な思いこみかもしれないが、そんな感覚の背景に、異なる物たちとの共存という「清水らしさ」があるような気がする。

畑の隅にネギの花が咲いていた。ネギは太い物と細い物、どちらが好きかと聞かれたら。「ネギは細せいに決まってる」と答えよう。
●「横砂漁港」をALPSLABで見る
「シラス漁」へ届いたコメント
シラスは、ふるさとの味ですね。桜エビほどメジャーではないかもしれませんが、茹でたてのシラスが食べられるのは産地ならではですね。
私が中学生の頃(昭和50年頃)までは、横砂に住む同級生のおばあさんが、シラス漁の時期になると、午前七時過ぎに茹でたてのシラスを行商で売りに来ており、朝の食卓が一品増えることがありました。あつあつのご飯にのせるだけでおいしかったです。
枡売りでしたが、シラスに交じって他の種類の小魚や甲殻類の幼生が混じっていて、甲殻類の幼生が入っていると口の中がチクチクして、小学生の弟は「今日のシラスはハズレだね!」なんて言っていました。
やましゅう | 2008年01月13日