クマゼミの羽化

梅雨明け宣言が出たにもかかわらず、せいせいしない天気が続いている。それでも、朝から蝉が元気よく鳴いている。
日曜日の夕方、三保の実家で熊蝉の幼虫が木を登りはじめていた。庭にある大きな橙の木だ。蝉たちは柑橘系の木が好きだ。

羽化を観察する手順を紹介しよう。
まず、木に登りはじめた幼虫を探す。これまでの経験では、7月の終わり頃、夕方の5時から6時頃が一番見つけやすい。
木登りを始めている幼虫を小枝に誘導する。小枝を花瓶などに挿して観察するから、長さは50~60センチぐらいあったほうがよい。
小枝に誘導された幼虫は上に登り、時には方向転換をして羽化する場所を探す。しばらくすると、動きが止まり羽化の準備に入る。

幼虫の背中が割れ、成虫がのけぞるように姿を現し、縮れた羽が伸び始める様子は、何度見ても感激する。
下駄箱の上の花瓶で羽化したクマゼミを、夜露が当たらない庇の下に動かした。朝になったら抜け殻だけを残して飛び立って行くだろう。