ドリーム

ワールドカップ、日本対クロアチア戦で、PKを防いだゴールキーパーの川口能活の左手は、日本サッカー史に残る名場面として、これから語り継がれるかもしれない。
その川口選手を擁した清商(キヨショー:市立清水商業高校)は全国高校サッカーで優勝している。
清水に帰ってきた選手たちは、清水駅から優勝パレードを行い、清水市役所駐車場で祝賀会が開かれた。市役所周辺は人で埋まった。
驚いたのは市役所の窓が開けられ、職員が興奮した様子で、眼下の祝賀会に手を振る姿だった。見ていて嬉しくなった。
クロアチア戦での川口選手のガッツポーズを見たとき、清水市役所での祝賀会の興奮を思い出した。
ワールドカップの直前に、「アザー・ファイナル」というドキュメンタリー映画をテレビで見た。たまたま、テレビを見ていたら映画が始まり、その面白さに引きつけられるように最後まで見てしまった。
「アザー・ファイナル」は前回のワールドカップ決勝戦が行われた2002年6月30日、FIFAランキング202位のブータンと最下位203位のモントセラトによるFIFA公式戦を描いた作品だ。
もしかしたら、制作者は「最下位決定戦」という際物を意図していたのかもしれないが、実際の映像は、素朴で、ひたむきで、情熱的で、躍動感に溢れるものだった。
この映画を、大会前に見ていて良かった。
