中河内・山切断層線

中河内の神沢川沿いに、山を登るとフォッサ・マグナの断面を見ることができるという。山梨県と県境の辺りだ。
フォッサ・マグナは、糸魚川から静岡まで続く巨大な断層ということは覚えていても、それを実感する機会はない。一度見てみたいという気持ちはあるのだが、その現場までの山登りの苦労を思うと、そう簡単に実現しそうもない。
中学校の副読本だった「わが郷土 清水」を読み返してみたら、図版のなかに「中河内・山切断層線」という文字があった。
「この大断層は糸魚川から静岡につづくもので、糸魚川静岡断層線ともいっている。このヒビ割れは、細かい断層となって、両河内・小島・興津・庵原の山々に残っている。興津川も庵原川も波多打川も、すべて、この断層線にそって流れている。河川の両側にそった山の傾斜地に、ミカンをつくり、木を植え、ケーブルでミカンや木材をおろしているのも、フォッサ・マグナの断層線を上下していることになる。」「わが郷土 清水」(鈴木繁三著 1962年・戸田書店発行)

1961年(昭和36)6月29日、両河内村は、小島村、庵原村、袖師町、興津町と共に清水市に編入合併した。それ以来、両河内は清水に19ある地区のひとつとなった。
袖師が、今でも西久保、嶺、横砂という村の延長線上にあるのと同じ様に、両河内も、小河内、中河内、西河内、和田島という村の記憶の上に、現在があるのだと思う。
断層にそって川が流れ、谷となり、交易の道が造られ、集落が出来た。それぞれの川に歴史がある。

「中河内・山切断層線」へ届いたコメント
中河内山切断層線は車で1時間位登り、徒歩で15分位の所にありますよ。毎年ハイキングコースの整備のために地元の人間はその林道を使って登り、整備します。ただし、4駆(軽トラ等)でなければ無理ですけどね。
MARUMA | 2006年05月28日