(7) 愛染川橋

「袖師ふるさとの路」6番から7番は国道1号線を歩く。
松原観音堂から興津に向かい、200メートルほど歩くと、国道に架かる5メートルほどの小さな橋がある。これが7番目の「愛染川橋」である。
古文書には逢染川、藍染川、逢初川といろいろに書かれているという。それぞれの名前に歴史があるのだろう。
愛染川橋から、上流をたどってゆくと、川口鉄工などがあった工場街で地上から消える。
水源は神明宮付近と言われているが、暗渠となって姿を見ることはできない。
アマゾンのポロロッカと比べるつもりはないが、愛染川も大潮や台風のうねりで海水が逆流する。
普段は僅かな水が流れるだけの川が、波のリズムに合わせて逆流する様子は、迫力がある。
松原観音堂から愛染川橋の間に、「片側橋」がある。
国道を興津に向って海側を歩くと橋があるが、山側には道路があるだけで、橋がない。だから「片側橋」である。名前だけ聞くと、歌の題名になりそうな響きがある。
橋の下を流れるのは、辻から流れてくる細井川。愛染川とは、片側橋のすぐ下でつながる。
細井川も愛染川も、正式名で呼ばれることは少なく、通称「ドブ川」である。

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「(7) 愛染川橋」へ届いたコメント
知らない人にはどおってことのない景色でも、そこで暮らした記憶を持つ人には、いろいろなことを導きだしてくれる魔法のランプのような力があるのかもしれません。
2月からは清水の市外局番が054となり、局番の頭に3が付きます。我が家は66ですから、366です。
3桁局番は、似合わない背広を着た学生みたいな気分です。
磯波 | 2007年01月23日
私の住んでいたのはもう少し上流の嶺のあたりでしたが、確かにどぶ川と呼んでいました。とても懐かしいです。
5160 | 2007年01月23日