徒歩15分

静岡の役所に用事があり、昼過ぎに家を出た。天気が良かったので駅まで歩くことにした。歩くといっても15分、タクシーなら基本料金の距離だ。
用事を済ませ、清水駅に戻ってきたら、時計は4時を回っていた。役所で長居をした訳でもないので、ついつい役所が遠くなった不便さに愚痴を言いたくなってしまう。
清水の役所には、昼でも夜でも車で出かけた。駐車場の心配がなかったからだ。
静岡の役所に毎日のように出向く必要がある会社では、月極め駐車場を借り、そこに自転車を置いて、役所までの基地にしているという話もある。自転車が必要なのは、役所の近くでは駐車場が借りられないからだ。それでも、地下駐車場に入るために延々と待たされるより、駐車場代を払った方がましということなのだろう。
でも、役所が遠くなったおかげで、駅まで歩いてみようという気になったから、体にはよい結果になった。どんな変化でも、すべてが悪くなる訳でもない。もっとも、これは単なる運動不足で評価とは次元が違うかもしれない。
家の近くからでは見えないが、国道まで出ると富士の山頂を見ることができる。歩いて5分ほどの距離だ。車からも見えるが、ほんの一瞬で走り去ってしまう。気ままに止まることができない移動手段は便利だが、ゆとりがない。
家から徒歩5分、静鉄の西久保車庫前から見た富士山。昨日までの強風で、山頂の雪が飛ばされたと思っていたが、下界では夏日となった陽気は富士山頂にも及んで「12月の最高気温としては観測史上初の『プラス』となる3.6度を記録。冠雪も山頂近くまで退いてしまった」というのが真相だった。
「徒歩15分」へ届いたコメント
画面真ん中あたりで生まれ育ち、帰省するたびに通過するので見慣れた風景なのですが、ネット上で見るとなんとも言えません。西久保の電停は安全地帯もなく、乗車は危ないことこの上もなかったですが、電車に乗るのは映画館、狐ヶ崎遊園地、もしくは静岡へ出るのどれかで、わくわくしましたね。電停前の果物屋とか、開店当初のままで、この界隈は、このままくすんでいくのかと思っていたら、おかめ食堂がリニューアルしていたのには驚きました。
丹後ディスカバリー | 2004年12月07日
↓東京新聞によれば、山頂付近の雪が消えたのは強風のせいではなく降雨のせいだったようです。
『師走の夏日』冠雪解かす 富士山頂
「師走の夏日」など日本列島に異変をもたらした低気圧は、富士山にも影響していた。例年なら氷点下の世界の山頂も五日、十二月の最高気温としては観測史上初の「プラス」となる三・六度を記録。冠雪も山頂近くまで退いてしまった。
富士山は例年、九月から十二月にかけて山頂の気温が低下し、積雪量が増加。冠雪が徐々にふもとに向かって延び、美しい冬の富士山に衣替えする。
ところが、今年は十月二十一日の初冠雪以来、雪は増えたり減ったりを繰り返す。十二月に入り、七合目付近までようやく雪に覆われたが、低気圧の影響による暖気と山頂付近に降った大雨が、一気に雪を解かしてしまった。
富士山測候所御殿場基地事務所(静岡県御殿場市)によると、山頂の十二月の平均気温はマイナス一五・二度という。三・六度の最高気温は、一九三二年の同測候所開設以来初めての異常現象となった。
同事務所は「例年、十二月は雪が増える時期。正式な観測データはないが、例年なら六合目ぐらいまで積もっているのではないか。この時期にここまで極端に雪が減るのは初めてではないか」としている。
国土交通省によると、五日は富士山の大沢崩れで、四年ぶりに土石流も確認されている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20041207/mng_____sya_____007.shtml
薬局の末息子 | 2004年12月07日
西久保車庫は、路面電車が複線から単線になる人気スポットでした。七夕豪雨で廃線になったのですが、その年の秋葉さんの祭りで参拝客が激減したのを覚えています。臨時バスが出ていたのですが、電車の代わりにはなりませんでした。なんでも、そうですが、無くなってみると、存在の大きさに気がつきます・・・
磯波 | 2004年12月07日
西久保車庫。懐かしい。私の実家の前を通る路線は、私が小学生の頃は「日本平線」を西久保、「久能山線」を折戸がもっていました(その後、両線とも折戸になり、統合によりまた西久保になったのですが)。バスに乗るのが好きだったので、わざとバスの中に財布を忘れてきて、連絡をもらって西久保まで取りに行っていたものです。市内電車が通票を交換する様子を見るのも、好きでした。
薬局の末息子 | 2004年12月06日