記念品

カニシャボテンの花が、もうすぐ咲く
10年ほど前に、地元の各種団体対抗カラオケ大会に出た時の記念品だ。自治会やPTA、消防団など地縁団体から選ばれた代表が小学校の講堂で一曲歌う。自治会長などが審査員となって点数をつけ順位を競った。
客席には応援団が詰め掛け、大いに盛り上がったのは言うまでもない。NHKのど自慢と同じである。大会が終わると、各団体ごとに馴染みの店に繰り出すのが恒例だった。
住宅街のなかにあるスナックや居酒屋に流れの客が来るはずもなく、地元常連ばかりだ。このスナックはサッカー、このラーメン屋は野球と、定位置が決まっている。
地縁は、別の見方をすれば、閉鎖的かもしれない。よそ者を排除する風土を嫌って、都会へ飛び出した人も少なくない。それは、清水に限ったことではない。
地縁のなかで年を重ね、古希を過ぎ、喜寿にならんとする人たちが、小学校時代と同じように、ちゃんづけで呼び合う姿を、羨ましく感じる。テレビが無かった時代には、全国どこにでもあった風景だろう。
盛り上がっていたカラオケ大会だったが、今は行われていない。青年団が消え、婦人会が消えた。子ども会や消防団も人集めに苦労している。
サラサラした人間関係が広がっている。時代が変わったという決まり文句で片付けたくない。
2004年11月26日(金)
カニシャボテンは小さな鉢だったが、年毎に葉が増え、今では直径30センチほどの鉢に植えている。