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合併の是非を決めた第29回合併協
全委員の発言(2)
2002年3月20日、第29回合併協議会での発言を議事録から紹介する。
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●池ヶ谷恒雄委員(静岡市議会議長)
静岡の池ヶ谷でございます。賛成をいたします。
賛成の理由はですね、今委員の皆様からさまざまな御意見が出ました。ほぼ私の考えと一緒でございますので、特にこの際は申し上げません。ただ、今までの皆さんの委員の御発言聞いておりますと、議長として議員として、大変責任の重いものを感じるわけでございます。
特に合併が成立いたしますと、静清78人の議員が2年間在任するわけでございまして、これは在任するからには、新市のために生きた在任でないと何にもならないと思うわけでございます。したがって、具体的に申し上げますと、2年間の間に78人が一致結束して、新市の建設計画、あるいは政令都市に向かっての勉強準備、これらを鋭意市民の福祉のために汗を流し、努力をすべきだということをつくづく痛感したわけでございます。
そこで、2点ほど、これは要望意見でございますけど、申し上げたいと思います。
まず、私、県庁所在地議長会というものがございまして、昨年の11月に仙台市で行いました。全国から県庁の所在地の議長さんが集合するわけでございますけど、その際に、合併すれば静岡さん、清水さん政令市になれるんだなということでもって、大変注目もされてますし、激励も受けました。要するに、議長とか議員とか、行政の幹部とか、政令都市というものがよくわかって、大変それを望んでるわけで、わかるんですけど、ただし一般の市民の方々には政令市って何だろうと。あまりよくわかっていらっしゃらない向きが多分あるんじゃないかと思います。
したがって、今後両市で行われます議決が必要でございますけど、合併の議決ができた後には、地区説明会ぐらいの頻度でもって、両市の市民に対して、政令都市というのは何物だという、出前講座といいますか、そういうのを開いてもらう必要があろうかと思いますので、当局にひとつ要望します。
それから、合併して政令市になった静清両市でございますけど、この両市の地域の経済のかぎを握ってるのは、一にかかって私は中部横断道路だと確信しております。しかし、今この道路公団がちょっと危ぶまれてるときでございます。黙っていてはこの実現は遅れるんじゃないかと。こんなふうに思うわけでございます。したがって、もし計算をして通行料でペイできるものと仮定したら、PFIという方法もあるわけでございまして、ぜひひとつ、これからの静清両市の発展のために、中部横断道の促進。これを大いにやっていかにゃいかんと、こんなふうに思うわけでございます。
それから、大変余分なことでございますけど、皆さん博多というところが、新幹線の博多駅ございまして、御存じだろうと思いますけど、あれは行政上は福岡県福岡市博多区でございます。したがって静岡・清水ということになるんですけど、清水市側が博多のような存在。静岡という名前を凌駕するような清水になってほしいと希望しまして終わります。
●前田豊委員(静岡市議会副議長)
静岡の前田でございます。静岡市と清水市の合併につきましては賛成をいたします。
理由につきましては、多くの皆さんがただいま御発言をなさいましたように、将来を見据えてのまちづくりを考えるならば、合併をして政令市となることが最善の方法であり、合併によりまして活力ある新市を目指すべきと考えるからでございます。
今、反対しておられる方もおるわけですけれども、その方たちにも、なるほど合併してよかったと、そう言われるようなまちづくりを、今の清水の皆さん方とともに手を携えてやっていきたいと思っております。以上でございます。
●森襄委員(清水市議会議長)
清水の森でございます。私は合併に賛成であります。
その理由とするのは、まず政令都市化の大前提であるからであります。
そこで最初に申し上げておきたいことはですね、時代の要請とはいいながら、合併特例法ができて、これを有効に活用するということがなかったら、恐らくきょうの日はないだろうと。そう思いますと、JC等を含む若い人が、将来を見据えた先見性、あるいは行動力、決断力によってこの協議会を実現するようにやっていただいたからこそ、こういう時期を迎えたと。まずもってこれに深く敬意を表したいと思います。
したがってですね、今後はたとえ陰口であっても、今までときどき聞いた言葉でございますけれども、清水が静岡に合併したいために頭を下げてきたんだと言わんばかりの表現をされたことがあります。決してそんなことはないわけでございますから、その点は、金輪際そんなことが言葉にならないように、この際強くお願いをしておきたいと思います。
それから、2番目の問題でございますけれども、政令都市化は、地方団体に勤める職員、あるいは市会議員、私は職員と議員の両者を経験をしてきたことでございますけれども、同じ地方自治体でありながら、政令都市ないしは大きい都市については、非常に思ったことが実現すると。我々職員あるいは議員の立場で、何とかこの清水市をよくしようと、政策を打ち出そうと、こういうふうに歯ぎしりをし努力をしてきましたけれども、権限とか財源とか、そういう条件に阻まれて、これが実現してこなかった。そういう意味からすると、まさに政令都市というのは高嶺の花であったわけです。それが今まさに手に入ろうと、こうしております。私はこれはものすごい感激であります。
そういう意味で、今までやろうとしてできないことが実現をすると。そして政令都市になれば、いやおうなしに国は地方団体を信用すると。今までは24、5万程度の都市を探しながら、いろんな問題を抱えて調査に行ったと。しかし、それ以上のことはなかなかつき合うことはできないと。これが政令都市になれば公然と、やっぱり対等にいろんな調査もできたり、いい施策があるんならそういうものを真似したり吸収することができる。こういうチャンスが訪れるわけでございますから、ぜひそういうふうになっていただくよう、私どもは勇気と希望を持って、この政令都市化を実現することに力を尽くしたいと、こう思っております。
それから3番目には、やはり何といいましても、自分の都市を築くには、静岡・清水だけではなくて、少なくとも100万都市をつくると。こういうことを目指さなければなりませんから、これだけで満足をするだけでなくて、合併協議会ですから、ここでそういう制限もありますけれども、これを機会に、やはり近隣の人たちと力を合わせて素晴らしい都市をつくってくと。
こういうふうに考えるわけでございまして、いわば天の時という特例法があった。そして地の利という、名古屋、あるいは横浜の中間に位置する政令都市ができると。地の利があるわけです。天の時、地の利に、さらに必要な人の和というものがあるわけでございます。
静岡・清水の住民性というものが違うというような話がありますけども、私はあまり違わないではないか。非常に人情味も厚いし親切でもあるし、物を買うのに値切るなんていうことがないほど、非常に人間が豊かになっているわけですね。こういうことを考えますと、やっぱりこれから人の和を築いていけば、この三拍子が揃って、素晴らしい都市になるだろうと。こう思いますから、ぜひこれを機会に大いに仲良くして、この都市を、大都市を築いていきたい。こういうことでお願いをしたいと思います。ありがとうございました。
●平垣陸雄委員(清水市議会副議長)
清水の平垣でございます。私は合併に対して賛成の立場で意見を述べたいと思います。
私は、合併することが両市の将来にとって必ずしもバラ色であるというふうには決して思っておりません。当然のことでありますが、合併というのはこれは目的ではなくて手段であるからであります。合併すれば必ず良くなるとは思いませんが、しかし、考え方とかあるいはやりようによっては、相当変わると私は考えております。
これからの時代は少子高齢化社会が急速に進んで、地方自治の行政運営は今後ますます厳しくなるというふうに私は思っております。これからの地方自治というのは、決して国だけに頼るのではなくて、自分たちのまちだから、自分たちの手で住みよい地域社会を築いていこうという、自己責任のもとで選択、決定をし、自立していかなければならないというふうに、つまりそういうことが求められる時代だろうというふうに私は考えます。そのための地方分権であろうとも思います。
私は、本日この大方の賛同を得て両市の合併が成立したならば、一日も早く政令市を目指して、政治、経済、そして教育と、あらゆる文化文明の発信基地としての役割を果たす国際的な中枢都市を目指したい。このように考えて賛成をいたします。以上であります。
●剣持邦昭委員(静岡市議会議員)
剣持です。私は合併に賛成です。
静清合併については、両市の長年の懸案であった問題でありますが、本日その結論を導き出すに至った経緯について、特にその運動の発端となった清水のJCの皆さん、それを受けて静岡のJCの皆さんを始め、両市民の多くの皆さん方の御支援、そして各種団体、それから国・県の指導、また市のそれぞれの事務方の努力。そういった皆さん方に大変お世話になり、感謝を申し上げたいと思っております。ありがとうございました。
賛成の理由といたしまして、まず1つ目といたしまして、自治体制度のいろんな今日まで御議論があったわけですが、最大の権能と財源を有するのは、やはり何といっても政令市である。それが合併により実現できると。それが大きな理由です。
静岡市は平成8年、いち早く全国の12市とともに中核市に指定を受けました。中核市制度の中で、私たちも議長会を通じて、さらなる権限、あるいは税財源の移譲というものを常々ずっと叫び続け、求めてきたわけでありますが、やはり中核市制度というのは限界がありますし、大きな壁があります。そういった中で、私どもは今の中核市に決して満足してるわけではなく、まして甘んじてることではなくて、今後道州制がささやかれている今日、100万都市に向かって、都市間競争に打ちかっていくんだという、自主自立の都市を、やはり何としても打ちかって求めていくと。そういうことで、地方分権時代のリーダー的な、あるいは先導的な役割を自ら果たしていくと。そういう気持ちでこれから考えていきたいと。そういうことであります。それが1つ目。
それから2つ目として、今や低成長時代を迎えまして、年々静岡市・清水市そうだと思いますが、財源が減収ですね。税収が落ち込んでおります。その一方で、当然のことながら、投資的経費が落ちている。いや、これをいかに維持していくかということは、やはり市民サービスの向上につながるわけであります。合併こそ、できる思いでいった行政改革の断行しかないということは、やはり何といってもこの合併しかない。行革を推進していくと。まあそういった意味で、私は合併を推進するその理由です。
最後に、自民党議員団17名おります。総意として、もう二度とないこの合併のチャンスを、実現に向かって力強く推進してまいります。そして、清水市とともに発展したきた清水港、それから両市をまたがる日本平、そして静岡市には3,000メートル級の山を10座抱える南アルプス、大自然があります。それらの大変貴重な、両市民が共有するこの財産を、資源としてさらに生かしていくと。そうすることによって県都として誇れる都市をつくっていく。そういう歴史的な使命を、我々議員団一同背負っている。その使命を果たすべく今後覚悟してまいりたいと思っております。以上です。
●井上恒弥委員(静岡市議会議員)
静岡の井上です。賛成いたします。
私は4年間、合併協議会委員としてかかわらせていただきました。スタートから前向きに取り組んでおりましたが、当然市民の意向についても大変気かがりでおりました。グランドデザインのタウンミーティングでいろいろな会場を回らせていただきました。そのときも「幕の内弁当」とか言われたりしまして、非常に心配したことも事実であります。
それから、財源を考えた建設計画には特段に気をかけてまいりました。特に自分のかかわった生活環境部会では、市民の生活にかかわることがほとんどでありまして、地区説明会の準備にはなかなか緊張するものがありました。その中での46回の地区説明会は、大変実のあるものと考えております。反対運動をしているグループの意見がある会場でも、必ずもの静かに勇気のある賛成者が意見を言ってくれたりうなずいてくれたりしました。なかなか雰囲気が違う中で、多くの賛成者がいた事実。私は見逃しませんでした。前回名前が決まり、今後は政令市に向かって進むのみであります。自分たちで決めて自分たちで責任をとる新しいまち、自己完結型都市をつくることを賛成いたします。以上です。
●鈴木和彦委員(静岡市議会議員)
静岡の鈴木でございます。賛成をいたします。
昨日、清水の市長さんが静岡市議会にお見えいただいて御挨拶をいただきました。清水の港を中心としたまちづくり、そしてそれにかかわった先人の苦労、そして日本平に対する清水市民の思い入れ、こういうものを切々と訴えられました。
今、国で進めている合併論議とは別に、静岡・清水の合併は、もっと大きな意義があるんだということをお伺いをいたしました。私もそういう立場で4年間、この合併協議会にお世話になってるわけでございますけれども、JCの皆さんが発議でこの協議会をつくっていただいた。そのときは、太田さんからも御意見ありましたけれども、一体どうなるのかなという思いでこの場にいさせていただきましたけれども、1年1年、その責任の重さ、そして清水の市長さんが議会でおっしゃったように、これは失敗が許されない協議会だということもおっしゃいました。
私は、24万市民といえば全国の中では大きい都市です。そのまちと静岡が一緒になるというのは、清水の皆さんの思い入れ、大変大きなものがあろうなということを昨日改めて痛感をいたしました。そういう立場に立って、港、あるいは日本平、中部横断道の話もありました。これには全力を尽くしてですね、新しい70万都市建設のために頑張っていきたいなということを、今誓いを新たにしたところでございます。
そういう意味合いをもって賛成をいたしますけれども、この4年間を振り返ってみますと、私も熱心なあまり、清水の皆さんに失礼な発言もあったなあということを今反省をいたしております。どうぞ、きょうを限りにお許しをいただきたいなということを付して、賛成の意見とさせていただきます。ありがとうございました。
●馬居喜代子委員(静岡市議会議員)
静岡の馬居でございます。私は公明党の静岡市議団を代表してこの席に座っております。先輩の御配慮ということもありまして、できるだけ多くの議員が合併協議会でこの委員を経験したほうが、自分のこととして真剣にとらえられるだろうということで、この貴重な4年間を、1年ずつ、4人で務めさせていただきました。もちろん合併には賛成です。
今からちょうど10年前の平成4年3月3日の市議会定例会の代表質問において、我が党の南条議員が初めて、政令指定都市問題について質問をしております。高齢化、少子化が避けて通れない未来であるならば、安定した人口規模を確保でき、さまざまな行政事務、権限、財源が大幅に拡大するというメリットを備えた政令指定都市を、我が静岡は目指すべきであるということを訴えまして、まずは広域行政の対策室を設置すべきであるというふうに、そのときに述べております。以来、8回にわたって定例会での質問において、あらゆる角度から、政令指定都市を待ち望む発言をずっと繰り返してまいりました。
私たち公明党といたしましては、10年前から静岡・清水の合併ということを通り越して、その政令市を目指してきたというのが、実はほんとのところでございます。といっても、昨年まではこの協議会の中で政令指定都市問題を論ずるということは、タブーといいますか、論ずるべきではないという雰囲気でありましたので、昨年の8月まではですね。ところが、その政令指定都市問題が現実のものとして見えてきた。私たちにとって、この合併に対する反対する理由は何もなくなってしまったというのが現実といいますか、そう言っても過言ではないと思います。
しかし、だからといって、政令市になれば何もかもがバラ色で、何もかもがうまくいくというふうに決して考えているわけではありません。さきに合併して政令市になった先進市が、現実に財政的に非常に困難を来しているところがあるということは事実のようです。この同じ過ちを決して繰り返さないように、新しい市を正しい軌道に乗せていく義務と責任が、私たち、特にこの2年の在任特例をいただいた私たち議員の義務としてあるのではないかというふうに強く考えております。
たくさんの市民の方にこの合併について御意見を伺ってまいりましたけれども、その中には、現状のままがいいよ、変わりたくないという意見があったことも事実です。しかし、これだけ日々刻々大きく変化していくこの世の中で、ましてこれから激化していくであろう都市間競争の中で、現状維持を望んでいては、現状維持はできないんじゃないかっていうのが現実ではないかと思います。
そもそもこのままの静岡市、このままの現状の清水市でいて、どれほどの発展の可能性があるかということを考えたときに、やはり今はこの最大のチャンスを生かして、今こそ合併をして、30年後の子供や孫に誇れるような政令市を、ほんとに清水市・静岡市両方が力を合わせて築いていくべきときであるというふうに考えております。以上です。
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