虫瞰図

清水駅東口にある駐車場からは富士山がよく見える。山頂の雪がだんだん大きくなってくる季節だ。
空を飛ぶ鳥が地上を見下ろすような図を「鳥瞰図」と呼ぶ。これに対して、「虫瞰図」という言葉がある。
意味は読んで字の如しであるが、辞書にはない。ずいぶん前になるが、コラムで読んでから、なんとなく記憶に残っている。誰が書いたコラムなのかも忘れたのだが、「虫瞰図」という言葉は、私の辞書に登録され続けている。
上から見ると、全体が見渡せる。下から見ると、ひとりひとりの暮らしが見える。どちらが良いのかではなく、両方必要なのだと思う。

清水テルサの会議室から見る富士山。手前に見えるタンク群が、なんともいえない。