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2005年06月02日 わがまち

屋号

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正月屋の辻店、押切店、銀座店、追分店、すべての店が閉店になった。

正月屋の屋号について、友人が教えてくれた。

その昔、餅を搗いて売っていたのが繁盛して、毎晩夜通し「ぺったんぺったん」搗いた。「まるで正月みたいだ」といわれて、屋号になったという。

地元の商店が経営を広げる時、チェーン店をいくつか持たないと、仕入れのスケールメリットが生まれないという話を聞いたことがある。

大量仕入れが値引きを生み、折込チラシの大量宣伝で、遠くからも客を呼び込むという仕組みだ。

確かに、全国展開しているスーパーの商品は安い。近所の店で136円だったものが、88円で売られていたりして驚く。同じ商品なら1円でも安いほうが、得した気分になる。

「もっと安い店がある」と、遠回りすることを厭わない人がいる。そして、そうしたくてもできない人がいる。

若者たちも、何十年かすれば車どころか自転車にも乗れなくなる。加齢の重さは、その歳になってみないと判らない。

家の近くから店が消えてゆくことを、「競争に負けた」という言葉だけで語りたくない。

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