神明山遺跡

5月20日、神明山古墳の北側で現地説明会が開かれ、約100名が参加した。一昨日に開かれた袖師地区社会福祉協議会の今年度総会でも、地元で開かれる説明会が話題になった。
神明宮の北から東側には東燃のクラブハウスやテニスコート、体育館があったが、住宅地として分譲されることになり、発掘調査が行われた。調査では予想通り、弥生時代の住居跡と土器【写真】、そして平安時代の土器も発掘された。弥生時代と平安時代の違いは、出土した地層で判断するという。
地元からは、東燃クラブが利用されなくなった後に、市や県に遺跡を守りながら公園として活用してほしいという要望書が出されていた。しかし、要望は財政難を理由に実現することもなく、分譲地として売却されることになった。
住居跡の周囲にはV字型の環濠が発見されていた。学芸員の説明では、吉野ヶ里遺跡と同じだという。
遺跡のすぐ裏には清水で最も交通量の多い、静清バイパスが走っている。しかし、視線を少し上げると山原山、竜爪と昔と変わらない山々の姿がある。
弥生時代の人たちも、この山々に沈む夕日を見つめていたと思うと、まわりの景色が気高く見えてくる。