暮らしやすいまち

巴川に架かる橋は多い。
清水港の河口から、羽衣橋、港橋、富士見橋、八千代橋、万世橋、千歳橋、大正橋、柳橋、稚児橋、巴川橋、渋川橋。これより上流に、堀込、長崎と続き、静岡につながってゆく。
水神さんの八千代橋は改修され、古風な街灯が目印になった。八千代橋の川下には富士見橋、川上には万世橋がある。
富士見橋と万世橋、どちらも車が通れる橋だが、幅が狭く往来が激しくない。だから、のんびり景色を眺めることができる。
人や車の通行を数値で示すとしたら、効率の悪い橋というレッテルを貼られそうだ。架け替えが必要になったら、財政難を理由に廃止の声が上がりそうだ。
富士見橋をゆっくり歩くと、この橋を覆っている豊かな時間を感じる。たまにすれ違う人や自転車や、車にすら挨拶をしたくなるような気分になる。
暮らしやすいまちは、予算規模で決まるのではない。夕暮れの富士見橋から、ゆったりと流れる巴川を見るのが好きだ。
まちの暮らしやすさは、数値では表現できない部分が多い。
コメント
渋川橋と堀込橋の間には『能島橋』『巴流大橋』がありますよね。昔、能島橋のたもとにコンクリートの小さな貯水槽があり、夏が近づくと地元の人が綺麗に掃除してプールにしていました。昔はそういうのが全国各地にありました。
メキシカン六 by 橋幸夫 | 2005年02月28日