S型ディサービスを広げよう
清水では自治会館などを会場に地区社会福祉協議会が運営しているディサービスを「S型ディサービス」と呼んでいます。「S」は清水という意味です。
S型ディサービスの特徴は、地元の民生委員、保健委員やボランティアが「地域の福祉は地域の力で」を合言葉に、行政と協力しながら運営していることです。
袖師地区では、西久保、袖師町、横砂の三会場で、それぞれ月2回行われています。
1月18日は西久保6区自治会館が会場でした。
ボランティアのみなさんは、朝9時に集合。椅子やテーブルの用意、昼食の支度に取り掛かります。どの方もベテランで、てきぱきと仕事が進んでゆきます。
10時近くになると、お年寄りの皆さんが会場にやってきます。まず最初に、血圧測定。ノートのような冊子に、毎回の血圧を記入します。「足の具合はどうですか」保健委員の方が腕にバンドをつけながら、話し掛けます。ひとりひとりの様子を細かく知っているのは、地元の強みかもしれません。
まずは全員が順番に自己紹介。新しい人が来たから自己紹介ではなく、毎回にすると、全員が必ずひとことしゃべります。これは上手いやりかたです。
今日は、踊りのグループが歌謡曲にあわせて日本舞踊を披露してくれました。こうした演芸ボランティアや、子ども会の会員が訪れて、一緒に手遊びをすることもあります。
演芸を楽しんだ後は昼食です。ボランティアとお年寄りが向い合うように座って、楽しい会話がはずみます。
午後1時半。部屋の片付けも終わり、ボランティアの皆さんが今日の反省と、次回の打合せを。
「演芸の時間が少し長かったかな」「途中で、手踊りを一緒にやったらどうか」次回に向けた提案が次々と出ます。
自治会単位で運営されているディサービスは、ボランティアも、参加するお年寄りも、みんな近所の付き合いです。
清水に定着したS型ディサービスは、行政と住民の協働の先駆けと言えるかもしれません。コラボレーションなどという難しい言葉など誰も使わなかった頃から、清水では地域のボランティアと行政が、助け合いの福祉を実践していました。
これは素晴らしいことです。清水だけでなく、静岡市全体の取り組みとして広げてゆくべきではないでしょうか。