戸田書店の季刊清水
戸田書店が発行する冊子「季刊清水」の37号が届きました。
清水で本屋と言えば、「戸田書店」の名前が最初に挙がるかもしれません。清水で一番大きな本屋さんということだけでなく、清水の文化を語る上で忘れることはできません。
今号も、清水の近代史を彩った多彩な人物と、人々の暮らしが紹介されています。そのなかに、私のつれあいも「新年子ども大会」と題して、小学校の頃の思い出話しを寄稿しています。
子ども会の役員として、毎年関わっている「新年子ども大会」の舞台に、自分自身が立っていたことに、原稿を書くためにアルバムを見て初めて気付き、驚いていました。
「季刊清水」の編集に携わったみなさんのご努力に感謝申し上げます。♣
新年子ども大会 磯谷臣司袖師小六年生の時、クラス全員で「とんち彦一」を上演した。天狗から隠れ蓑を騙し取ってしまう民話だ。劇は学校だけでなく、清水市子ども会連合会の「新年子ども大会」でも披露した。
東京オリンピックの年で、会場は市役所近くにあった市公会堂だった。学校とは違う大舞台に、私たちより、親たちの方が緊張していたらしい。
「とんち彦一」から三十年以上たち、娘が「新年子ども大会」に出場した。会場は桜ヶ丘の市民文化会館大ホールである。子ども達は、どの子も舞台を楽しんでいるようにのびのびと演じていた。でも、親たちは東京オリンピックの頃と同じように緊張した。
「新年子ども大会」は来年、五十三回目になる。市公会堂がそうだったように、市民会館も老朽化で壊される予定だと聞く。たとえ、建物が変わっても「新年子ども大会」は続けたい。
五十年続いた上越交歓が昨年終了し、寂しさを感じた。避けられない時代の変化もあるが、守り続けたいものがある。
(1952年生まれ・清水子ども会育成協議会役員)